佐野市船越町(平成17年10月30日)
【狛見倶楽部 佐野支部 クマちゃん通信員より】
大正10年生まれの狛犬が迎えてくれました。大分、スリムな狛犬君です。今まで佐野をあちこち回って来ましたが、初対面のタイプでした。青い屋根の建物は、太子殿です。ここには、桜の古木があり、春になると、境内を華やかにしてくれます。
この神社は佐野市街地から16号線で北上し、田沼で201号線に入り更に北上、船越町で345号線に入り旗川を渡ったらすぐ左折し、450m程で東に入り皐月ゴルフ倶楽部佐野コース方面に向かうと、突き当たりに鎮座しています。天慶4年(941)創建の古社で、橘豊日命(聖徳太子の父である用明天皇のことです)をお祀りしています。聖徳太子を祀っている太子殿もあり、通称、太子様とも云われているようです。桜の古木が境内にいっそうの彩りを添えているように見えます。
(大正10年8月建立)
境内入り口の靖国鳥居
境内の様子
拝殿
簡素だが優雅な本殿
佐野では珍しい構えと逆さの狛犬。普通この手の狛犬は獅子山にいるのですが、ここのは薄い自然石を残して台座の上にいます。細身の身体と足で、高く盛り上がった尻尾が身体に流れる様はとても雅です。特に阿の方が調和がとれて躍動的な良い狛犬です。
太子殿
春にはさぞ綺麗な花を咲かせる
だろうと思わせる桜の古木
境内社