示現神社

佐野市閑馬町(平成17年10月31日)

【狛見倶楽部 佐野支部 クマちゃん通信員より】
この神社は、閑馬小学校の少し先にあります。どっしりとした狛犬が迎えてくれました。いつ頃のものかは不明です。拝殿正面には、唐戸と彫物を寄進したという額が掛かっていました。ちょっと珍しいのではないでしょうか。拝殿の横には、掃除料を寄進した額もありました。

この神社は旧田沼町を通る66号線・総合センター前信号から北に向かい、約1.8km左側に鎮座しています。そんなに大きな神社ではなさそうですが、佇まいの清々しい雰囲気の良い神社で、社殿の朱が背後の緑ととてもマッチしているように見えます。御祭神は安産守護の神様・人皇十九代允恭天皇の皇妃、衣通姫(そとおりひめ)命で、弘安2年(1279)の創建です。ここには約2700社の神社巡りにおいて初めてお目にかかった、脂肪がたっぷりと垂れ下がり前脚にまで覆い被さった、相撲取りのような狛犬さんが居ます。今までデブ狛さんは色々見ましたが、こんなタイプは初めて……。いや〜、佐野には実に色々な狛犬さんが居て、写真で見るだけでも本当に楽しみです。

狛犬の拡大写真はこちらで

神社入り口

境内入り口の朱色の両部鳥居

姫神を祀っているからでしょうか?
朱の拝殿が綺麗です。

唐戸と彫物を寄進し、
子孫繁栄を願った額

永代社地掃除料金七両を寄進し
子孫繁栄を願った額

彩色も色鮮やかな本殿

内側前方から

内側から

斜め後方から

末社群

拝殿前、縦置きの重量級狛犬。脂肪がたっぷりと垂れ下がり前脚にまで覆い被さった、相撲取りのような狛犬さん。今までデブ狛さんは色々見てきましたが、こんなタイプは初めてです。我が姿を垣間見るようで恐い…。でもこの狛犬さんはどなたかが綺麗にしていらっしゃるようで、台座は苔むしていますが、狛犬本体は身体に模様も残り、いたって綺麗です。