磯山宮

佐野市出流原(平成17年6月26日)

この神社は通称出流原弁財天といい、市街地の北西約7kmに鎮座しています。道路から見上げると、山腹には藤原秀郷が勧請したという、948年建立の三層楼舞台づくりの弁天堂が見えてきます。山門をくぐると左手には大きな弁財天の像があり、暫く急な階段を登ると水場があり左手に上がると、市街地を一望できる舞台作りの弁天堂に着きます。普通弁財天というと平地の池の傍、というイメージがありますが、こんな山腹に安置された弁財天は、全国的にも大変めずらしいものと思われます。その弁天堂は磯山宮といい、白蛇がいる入り口の案内板には『磯山弁財天は八本の手を有し頭上に白蛇に巻かれた宇賀神像を拝し、地球上のあらゆる物を司る菩薩様方が16人の童子になぞられてそれぞれのお支度で一団となり弁財天のご指示をお待ちするかの様なお姿で御厨子に安置されており、あらゆるお願いが可能とされ特に五穀豊穣、家内安全、商売繁盛の神様としてあらたかです。』と有りました。

入り口の神門

参道は全て急な階段

三層楼舞台づくりの弁天堂

弁天堂入り口の白蛇

弁天堂裏の様子

頭上に白蛇に巻かれた
宇賀神像の安置された社殿

社殿の扁額

弁天堂から見た下界の様子