関東五社稲荷神社

佐野市大栗町(平成17年11月25日)

【狛見倶楽部 佐野支部 クマちゃん通信員より】
この神社は、唐沢ゴルフ倶楽部の近くにあります。地図には、稲荷神社と載っていましたが、正しくは「関東五社稲荷神社」と云うのだと思います。拝殿に掲げられている神社記によると、歴史のある神社だったようです。入口に、庚申塔と月待塔がありました。いずれも覆い屋があって大事にされています。

この神社は佐野市街地から151号線で東に向かい、犬伏町の交差点から北に入り、450m程で左折すると右側に鎮座しています。
社記によると創建は天慶5年(942)で、藤原秀郷公が相模国松岡稲荷大明神をこの地に移し、宮を建設したと云います。松岡稲荷は大化2年(646)創建されたもので、御祭神は伊弉諾尊、素盞嗚尊、大己貴尊であり、同時に烏森、王子、新福院、大栗稲荷の4社も移されたので、これより関東五社稲荷大明神と称するようになりました。田沼町に鎮座する有名な一瓶塚稲荷神社なども、この神社の分霊勧請されたものと云います。降って明治6年に社号を関東五社稲荷神社と改称し、現在に至りました。詳しくは下記写真でどうぞ。

神社入り口 社号標
建立年は不明ですが、優しく、たおやかで美しい神狐
拝殿 拝殿の額
本殿覆い屋 本殿も稲荷らしく美しい彩色がなされています
大黒天碑 青面金剛像
十九夜塔