二柱神社

佐野市並木町堀之内(平成17年6月26日)

この神社は足利市と隣接した並木町堀之内地区に鎮座しています。地図には誤植で三柱神社とあるのでご注意ください。案内板によると、創建は現存する棟札によると貞享元年(1684)で、もとは聖天宮を祀ったが、明治維新の神仏分離令によって、これを安楽寺に移し、新たに高皇産霊神(たかみむすびのかみ)神皇産霊神(かみむすびのかみ)の二柱を祀り、二柱神社をしたものであるとあります。
県指定文化財となっている社殿の彫刻は江戸の後藤彫りの流れをくむ名工磯辺儀左衛門秀重(3代目)の作といわれています。本殿の特徴は、建物全体を埋め尽くした彫刻で、立体的な透し彫りや丸彫りに全て彩色が施されており、18世紀の社殿建築の典型であり、なかでも、本殿側面にある中国春秋戦国時代の恵王(生年不詳〜B.C.334)故事に因む木彫は特に優れたものであるが、この作者は不明であり、社殿造営後に取付けたものと思われる。(栃木文化財リストより)

(田沼 長谷川刻 昭和16年10月建立)

社号標と神社入り口

拝殿

拝殿の龍の彫刻

拝殿の木鼻、狛犬と象。

戦時中のしょうわ狛犬

本殿覆い屋

県指定文化財となっている社殿の彫刻。江戸の後藤彫りの流れをくむ名工磯辺儀左衛門秀重(3代目)の作といわれています。

中国春秋戦国時代の恵王(生年不詳〜B.C.334)故事に因む彫刻

本殿縁の下も物凄い彫刻だらけ