星宮神社

佐野市赤見町市場(平成17年6月26日)

大小山と東山に挟まれた田園地帯を通っている山形寺岡線に面しており、今日この神社の前を何回通った事でしょう。その度にチラッと境内を見ては「この感じじゃ〜、狛犬は居ないかな〜。如何しようかな〜。」と思いつつ、やはり行ってみないと気が済まず、午後になって又この前まで戻って来ました。社殿が建っている一部だけがこんもりと高いので『もしや?』と思っていたら、やはりここは赤見市場古墳で、墳頂に星宮神社の社殿が建てられているのでした。今では墳丘は全面が石垣に覆われていて、余程興味のある人しか此処が古墳だったという事に気がつかないでしょう。星の神を祀る栃木県内 184社の中の一社ですが、星の神で山に降臨された天香香背男命のいらっしゃる場所としては、相応しいのかもしれません。又、下からはまるで見えなかったのですが階段上には滑らかな肢体を持つ狛犬がいて、上がってビックリ。只あまりに石垣に近いところに居るので、「写真が非常に撮りづらい」と、夫は嘆いていました。立派な社務所は市場町・上町公民館と兼用です。

(佐野大町・石工 荻野 雅松刻  明治28年9月建立)

神社外観

墳頂の社殿

拝殿

拝殿内から見た本殿正面

本殿覆い屋

阿は玉取り、吽は子取りの、厳つい顔をしながら滑らかな肢体を持つ、私のお好み系の狛犬。後姿、尻尾の感じがとてもいいです。

階段途中の境内社