高尾神社

さくら市上阿久津 (平成16年8月7日)

東経139度57分40.38秒、北緯36度39分18.96秒に鎮座。

この神社は、125号線が、鬼怒川に架かる阿久津大橋の北東700m程の辺り、やや高い所に鎮座しております。

人間の力では自由にならないのが天候で、それを支配するのが高尾神で、天空や地の底・闇の中にいる神々たちの集団です。雷神・龍神・水神などとなって人々に信仰されてきました。上阿久津の高尾神は鬼怒川と関係の深い水神(龍神)信仰が原点と考えられます。10月19日の大祭には古法による強く発酵させた甘酒と生の川魚を一緒に供え、それをいただく古式の神事が伝承されています。もとは延宝6年(1678)に建設された総欅造り、彫刻や彩色で仕上げられた社殿でしたが、明治39年(1906)に焼失し、その後再建しましたが昔の面影はありません。それでも、古来よりの農耕や河岸など水と係わりがあった上阿久津の守護神だったことがしのばれます。
境内由緒書より。原文はこちら。

神社入り口と社号標

参道途中の準江戸流れ。拡大写真はこちら。

(大正12年(1923)10月建立)

拝殿

狛犬?、狐?、狼???尻尾が立っていないので狐は×。狼は普通痩せていて、耳が立っているのでこれも×か。しかし狛犬とは言えない。すると単に犬か。しかし世の神社の全てが狛犬と云う訳ではなく、鼠、鳩、兎等が有り、我々はそれらを狛鳩、狛鼠と呼んでいた。その理屈で言えば、やはりこれも狛犬でしょうか。拡大写真はこちら。

(大正8年(1919)10月建立)

崩れて阿吽もわかりません。でも後ろから見ると江戸中に見えます。相方が転がされているかと思い、そこら辺を探したが見つからず残念!。

境内より見る参道

道路まで降りてみると、さらに下った所に一の鳥居が見えます。道路で参道を断ち切られたようです。