間中稲荷神社

小山市間中1369(平成20年1月18日)

東経139度46分11.32秒、北緯36度17分25.49秒に鎮座。

【狛見倶楽部 佐野支部 クマちゃん通信員より】
 神社は、国道4号線を宇都宮方面に向かい、粟宮信号を左折、思川を渡った間中地区にあります。昭和15年の狛犬が迎えてくれました。本殿は市の文化財に指定されています。本殿前には、狐さんが居ました。

 この社では、平成3年に、博打や大酒などの邪心を断ち切る「心図」絵馬が、同5年には本殿が市の文化財に指定されています。
 本殿が正徳5年(1715)の造営ですから、少なくとも創建はそれ以前と思われます。
 境内社に愛宕神社、浅間神社他が祀られています。

神社入口、明神鳥居 境内入口、両部鳥居
昭和15年生まれの江戸流れ狛犬
この時期の物としては、穏やかな顔つきの狛犬です。双方玉取で、阿の子狛が無心に玉を囓り戯れる姿が、とても可愛いですね。顔つきや姿勢、毛の流れが自然で滑らかな良い出来の狛犬だと思います。
(石工・不施木刻 
昭和15年(1940)建立)
拝殿
拝殿挙鼻の龍、木鼻の狛犬
木鼻狛犬も玉を持っています。おまけに透かし彫りの半球の中にも玉が入っているように見えます。反対側の狛犬の牡丹の彫刻も素晴らしい出来のようですし、本殿だけでなく拝殿も腕の良い宮大工さんが造られたようですね。 拝殿の社額

正徳5年(1715)造営の市指定文化財・本殿
本殿前、木彫りに漆喰?が上塗りされたお狐様。
その前には石製の小さな狐さんも居ます。
木製の神殿狐さんは珍しいですね、とても古く見えますから、本殿と同時期に造られたのでしょうか?
本殿鞘堂 境内社:愛宕神社
境内社:浅間神社 境内社