玉藻稲荷神社

大田原市蜂巣 (平成16年4月25日)

篠原玉藻稲荷神社
 ここは、お稲荷さんと称える作神さまと玉藻の前(九尾の狐)の神霊とを祭った由緒深い社である。宝前の社殿改建記念碑と石の鳥居の柱にいわれなどが記してある。
 建久4年(1193)源頼朝が那須遊猟のとき、この社に参詣したという伝えがある。また元禄2年4月12日(陽暦5月30日1689)松尾芭蕉は、この篠原の地を訪れている。「おくのほそ道」に「ひとひ郊外逍遥して、犬追物の跡を一見し那須の篠原をわけて、玉藻の前の古墳をとふ。」とある。境内に芭蕉の句碑「秣おふ人を枝折の夏野哉」と源実朝の歌碑
 「武士の矢並みつくろふ籠手の上に霰たばしる那須の篠原」がある。
 また九尾の狐退治の伝承地としての「鏡が池」と「狐塚」の霊を移したという祠がある。なお「狐塚址」はここより北東の地の県道沿いにある。(芭蕉の里 羽黒町)
以上が、羽黒町が立てた案内板に書いてあるがこれだけでは今一解らない。「玉藻の前」とは絶世の美女に化けて悪事を尽したという伝説の妖狐「九尾の狐」のこと。狐退治の話は、三浦介義明が九尾の狐を追跡中、姿を見失ってしまったが、池にうつった姿は狐であったので、蝉に化けていた狐を難なく退治したという。

黒羽町には芭蕉の館、芭蕉の道、芭蕉の広場と芭蕉で迫っており芭蕉の句碑巡りスタンプも用意して観光客を呼びたいらしいが、、、、ま〜こんな感じですか。

神社入口

境内入口

社殿

  秣負ふ 人を枝折の 夏野哉
階段右横に芭蕉の句碑があるのだが、にょろにょろとミミズが
のたくった様な字で読めない。

流石玉藻の前の化身、優雅なお狐様です