瀧尾神社

日光市山内(平成19年8月24日)

 この神社は本宮脇から稲荷川に沿って遡ると、約1.8kmで左側に鎮座しています。入口左に綺麗な川が流れ、白糸の滝付近でスケッチをしている方が数名いらっしゃいました。すぐ傍には雑草に埋もれるようなお姿の仏像が祀られ、清々しい自然林の中を石段の参道が続きます。
 参道が平坦になった辺りで右側に影向石。弘法大師が奥の大岩のあたりで神霊の降下を祈願したところ、美しい女神が現れたと伝えられています。その後、気持ちの良い緑の中、参道を進むと運試しの鳥居が建っています。鳥居の真ん中の額束に穴が空いていて、そこに小石を3回投げて通った数で運を試すのですが、前回来た時に私も試してみましたが、コントロールの悪さを露呈するばかり…私には良いことが来ないのかも…哀しい。で、今回は無謀な挑戦は止めておきました。
 尚も参道を歩くと、前方に朱の重曹入母屋造、堂々とした感じの国重要文化財指定・楼門が建っています。楼門を潜るとすぐ後ろに国重要文化財指定・拝殿が建ち、国重要文化財指定・唐門と玉垣内にはご神体山の女峰山を遙拝出来るように裏壁に扉が付いている珍しい造りの国重要文化財指定・本殿。本殿裏手の鳥居奥には玉垣に囲まれた、古代より滝尾神社の最も神聖な場所とされている場所に二代目のご神木・三本杉が堂々とした姿を見せていました。
 その左側には末社・滝尾稲荷神社。この稲荷神社は弘法大師が滝尾神社とともに弘仁11年(820)に創建したと伝わっています。その稲荷神社から左手、川の方に降りていくと日光の三霊泉の一つで、日光二荒山神社の二荒霊泉にもこの水が引かれているという「酒の泉」があり、渾々と清水を湧きだしていました。
川向こうには霊石・子種石が祀られ子宝に恵まれない方、安産祈願の方から今でも崇敬を受けているようです。

 御祭神:田心姫命
 例祭日:4月13〜17日 弥生祭例大祭 日光二荒山神社・滝尾神社・本宮神社(日光二荒山神社)
 境内社・滝尾稲荷神社
 由緒:聖地日光の中でももっとも聖なる地と言われ、東照宮北側より石畳の参道が約1kmも続く、日光二荒山神社の別宮です。古く女体中宮と称えられ、本宮神社、日光二荒山神社と共に「日光三社」の一つです。
女峰山の女神が降臨し、弘仁11年(820)に弘法大師により創祀されたと伝えられ、御本殿・唐門・拝殿・楼門・鳥居・石畳は国の重要文化財に指定されています。

社号標
「二荒山神社別宮」
神社入口
参道左、白糸の滝
雑草に埋もれるようなお姿の仏像 石段の参道

参道右奥の断崖上にある影向石と祠
国重要文化財指定・石畳と運だめしの鳥居
鳥居の真中にある穴に、3つの小石の内一つでも入るとその日、いいことがあるといわれています。
国重要文化財指定・楼門
重曹入母屋造で、元禄10年(1697)に移転移築されましたが、それ以前は、参道石段を登った付近にありました。
国重要文化財指定・拝殿
国重要文化財指定・唐門 縁結びの笹

国重要文化財指定・本殿
本殿の裏壁には扉が付いていて、ご神体山の女峰山を遙拝出来るのだそうです。

無念橋
とはいってもこの無念橋は、「自分の身を清めて俗界と縁を切る。」という意味で、残念無念のくやしい方の無念ではないそうです。
ご神木・三本杉前の鳥居
ご神木・三本杉
弘法大師がこの山で修業をした時に、田心姫命が現れた場所とされ、古代より滝尾神社の最も神聖な場所とされています。

末社・滝尾稲荷神社入口
例祭は3月25日、講社大祭は5月25日に斎行されます。
滝尾稲荷神社拝殿 滝尾稲荷神社本殿
酒の泉
日光の三霊泉の一つで、泉から湧き出でる水が酒の味がするということでこの名が付けられました。この水でお酒を造ると良酒ができるそうで、醸造家の崇敬が篤いそうです。日光二荒山神社の二荒霊泉にもこの水が引かれていました。
子種石入口の一の鳥居
子種石碑 二の鳥居
霊石・子種石
今でも沢山の方がお参りしているようですね。
社地内を流れる稲荷川支流