磐裂神社

日光市所野814(平成22年8月6日)

東経139度38分4.76秒、北緯36度44分54.52秒に鎮座。

 この神社は所野小学校北の杜に鎮座しています。表参道は石段で入口には庚申や石祠などが祀られています。もう一方の小学校に近い坂道には「所野鎮守 磐裂神社東参道」の標柱があり、これが唯一神社名が書かれた証でした。
 石段を上がると「磐裂神」と書かれた額が掛かる鳥居が建立され、斜め右に向かった参道奥に拝殿を兼ねた本殿鞘堂が建ち、中に本殿と狛犬が二対置かれています。
 境内には境内社や石仏などが多数祀られ、その中に「はじめちゃん」が一体だけで置かれていました。

 御祭神:磐裂神、根裂神
 祭礼日:不明(日光市無形民俗文化財・獅子舞奉納)
 境内社:天照大神、滝尾社、稲荷社、山神社
 由緒:日光市上鉢石町・磐裂神社から分霊勧請され、「明けの明星」「宵の明星」と呼ばれる「金星」の二つの様態を陰陽の神に見立てて祀っていた「星の宮」と号した歴史がありますが、明治の「神仏分離令」によって現社名に改称したようです。
(「猫の神様を求めて」より)

社頭
神社入り口 標柱「所野鎮守 
磐裂神社東参道」
境内入り口 境内入り口鳥居に掛かる額
「磐裂神」
境内の様子
拝殿を兼ねる本殿鞘堂
鞘堂内に置かれた木製神殿狛犬
阿は玉取、吽は子取で、素朴な味わいがある狛犬です。
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本殿
本殿縁にいる建立年代不明の狛犬
阿は角を、吽は宝珠を付けています。
庚申 石祠
石仏 石仏
石仏 庚申、青面金剛
石祠、石仏 石仏、狛犬、大黒天
石仏と大黒天の間にいる一体だけのはじめちゃん
表面が摩耗していて表情も良く見えませんが、素朴で可愛い子だったように思えます。尾の存在もあるのか無いのかよく分かりませんから、もしかしたら狛犬では無くて狐か狼の可能性もあります。
狛犬の拡大写真はこちらで
境内社・三峯山神社