八幡神社

日光市本町2045-1(平成22年8月6日)

東経139度35分36.22秒、北緯36度44分58.58秒に鎮座。

 この神社は日光田母沢御用邸記念公園と120号線を挟んで鎮座しています。すぐ北には重要文化財の釈迦堂があり、落ち着いた静かな環境の中にしっくりと溶け込んだような感じの神社です。
 社号標「村社八幡神社」や一の明神鳥居が立つ入口は石段で境内へと上がり、左右の日光灯籠や石碑などを見ながら参道を進むと、随分古いのではないかと思われる背の低い鳥居が立ち、薄暗い鎮守の杜の中に朱に塗られた社殿が建立されています。すぐ側に稲荷社と思われる境内社も祀られていますが、そこには小さなお狐様が背中に苔を生やしながら可愛い姿を見せています。境内周囲には末社群や沢山の石碑等が点在し、この社の歴史の永さや人々の崇敬の深さを垣間見せています。

 御祭神:誉田別命(応神天皇)
 祭礼日:正月三が日の後の日曜日・五社祭
 境内社:稲荷社?
 由緒:天平神護2年(766)日光を開いた勝道上人が、ここに草庵を結んでいたとき、天から丸石が富んできて「八幡大自在である。国家守護のために来た。」という夢を見たので「飛石八幡」として祀ったと伝えられる。寛永年間(1624〜1643)徳川家光が幕府の修繕社とした。中本町と原町(現在は本町第三と安川町)の氏神で祭神は誉田別命(応神天皇)である。正月三が日の後の日曜日に五社祭(磐裂、青龍、八幡、花石、久次良)、1月23日に例祭が行われる。

社頭
入口に立つ一の明神鳥居 社号標
「村社八幡神社」
入口近くに立つ日光灯籠(日光独特の形式の常夜灯)
参道・境内の様子
境内に立つ二の明神鳥居 鳥居に掛かる額「八幡宮」
社殿前にいる岡崎現代型狛犬
(大正11年(1922)8月建立)
社殿
境内社:稲荷神社?
稲荷神社前にいる小さなお狐様
お狐様の拡大写真はこちらで
境内社? 庚申、辨財天
末社群 末社
石碑群 石仏
石仏 庚申供養塔
ご神木・大杉

神社のすぐ北に鎮座する釈迦堂山門
重要文化財の釈迦堂