不動明王祠

日光市上鉢石町 (令和5年11月13日)

東経139度36分27.68秒、北緯36度44分58.16秒に鎮座。

この神社は、東武鉄道日光線・東武日光駅の北西1.7km程の辺り、日光金谷ホテル駐車場脇に鎮座しております。

御本尊 不動明王

由緒
日光には近世期の日光修験の遺跡として石造採燈護摩壇が三基現存する。本来、採燈護摩は必要に応じて結界・作檀して修法するもので、修験関係寺院で、近世期の常設檀が存在するのは全国的にも例がない。
本尊不動明王を正面に安置し、手前に長方形の二重の石砕を設けて中央に円形の炉を置く。手前内枠の正面に鳥居を設けて四隅に結界柱を建てる。 本尊の不動明王立像は高さ約1.9mで、「明暦3年(1657)丁酉2月吉日」の年紀がある。結界は縦約3m、横約1.6mあり、鳥居には「金剛山奉寄進茂呂村宝増寺秀全 元禄17年甲申稔3月日」(1704)と刻まれている。
石柵内には高さ約2mの宝形造りの石祠があり、銅扉に「星之宿 金剛童子尊像」の銘文があるが、現在は虚空蔵菩薩の石坐像が安置されている。
これは冬峰修業の最後の行場「星宿」の遺跡であり、古峰ヶ原から入峰した行者たちが納めの護摩修行を行った所である。
境内由緒書き より。

入口

境内

祠前の狛犬。拡大写真はこちら。

(年代不明)

虚空蔵菩薩


不動明王像

石仏