戸隠神社

那須郡那珂川町大内(平成18年2月20日)

【狛見倶楽部 佐野支部 クマちゃん通信員より】
 この神社は、国道461号線を大子方面に向かい、大平で右折、約2キロ走った左側です。本殿の前に年代不明の狛犬が居りました。雨が降っていて、暗いこともありイマイチの写真です。
 御神木のイチョウは、とちぎ名木百選に選定されています。

 この神社の創建は平安時代の大同元年(806)です。信濃から東山道を下って、ここ那須野の地に入植した人々が、故郷信濃の戸隠神社からキドハシの地に分霊・勧請し、後、現在地に遷座されました。普通、神社は高い場所に建立されますが、この戸隠神社は大内川の岸辺近くに鎮座する珍しい「下り神社」ということです。(那須野の民話参照)主祭神には天手力雄命、配祭神に天八意思兼命、天表春命がお祀りされていると思われます。
 ここにも本殿前に可愛いはじめタイプの狛犬さんがいます。この狛犬とタイプは異なりますが北向田の向田神社にもはじめがおり、この辺りには、探せば未だ他にも見つかる可能性がありそうです。ワクワクしてきますね〜。

神社入り口 拝殿
拝殿正面と額 イチョウに隠れてこちらは話題になりませんが、
とても品の良い彫刻の本殿です。
本殿前に鎮座するはじめさん。
吽は宝珠を付け、おじさん顔しています。
阿は何に驚いたか、目を見開いて唖然としているように見えます。
阿吽共に朱の彩色が少し残っています。
こんなに古いタイプの子達が未だ人知れず残っているのですね〜。
栃木、恐るべし!!
多数の境内社