稲荷神社

真岡市君島(平成18年8月19日)

【狛見倶楽部 佐野支部 クマちゃん通信員より】
 神社は、真岡岩瀬線を真岡方面に向かい、道路から少し右に入った君島地区にあります。狐さん、狛犬さん、どちらも居ませんでした。本殿は、市の文化財に指定されています。

 市教育委員会の案内には「創建は不詳ですが、社殿は慶安元年(1648)に再建したといわれ、元禄5年(1692)に改修されましたが、その後火災により焼失してしまいました。安政6年(1859)に再建され、その後62年に本殿上屋、拝殿が改築されました。御祭神は稻倉魂命で、例祭は陰暦2月初午、家内安全、五穀の実りを祈願します。」とあります。
 市指定文化財の本殿は、一間社流造で柿葺、江戸時代後期の特徴の表された工芸品的な建造物だそうですが、挙鼻、頭貫、虹梁、柱、腹板などには本当に精緻で見事な彫刻が施されています。

神社入口と靖国鳥居 境内入口と両部鳥居
拝殿 拝殿の額
本殿覆い屋 本殿の木組みと木鼻狛犬
この狛犬は良い出来です。
柱の松竹梅の籠彫。
未だ嘗てここまで凝った柱の造りは見たことがなかったような…。
腹板の天狗と人物像の彫刻 境内社
境内隅の末社