楡木神社

鹿沼市楡木町(平成18年9月10日)

【狛見倶楽部 佐野支部 クマちゃん通信員より】
 神社は、東武日光線・楡木駅の北西にあります。昭和50年と天保6年の狛犬さんが迎えてくれます。境内社には、昭和20年の狐さんです。

 現在の楡木町が楡木村と云っていた頃、この辺りは東部には黒川、西部を流れる小藪川に挟まれた灌漑に恵まれた水田稲作地帯で、南部では壬生通りと例幣使街道が合流し、村内の中央を縦貫していました。元禄以後は天領となり、街道筋の宿場・楡木宿として発達しました。その頃、当社は村の産土神として星宮大明神と呼ばれていましたが、明治2年に楡木神社と改称し村社となりました。星宮神社だったということで、主祭神は星の神・天香香背男命を祀っているものと思われます。

広い駐車場から神社遠景 境内の様子
昭和50年生まれの面白い狛犬。
昭和の時代も後半に生まれたのにもう結構苔むしてしまいました。
基本はしょうわでしょうが、何に驚いているのか、漫画の主人公のような大きな眼を剥いています。
口髭がおじさんっぽくて、剽軽な中にも哀愁を感じさせ、良い味出してます。
(昭和50年建立)
天保6年(1835)生まれのワンコ型狛犬。
お年寄りの割には悪戯っぽい顔つき、若々しい体つきをしています。
小さな耳、切りそろえた顎髭、寸胴な胴体、垂直に立つ太くて広い尾が特徴でしょうか。
(天保6年(1835)建立)
拝殿 拝殿の額
本殿 末社二社
境内社・神狐さんがいるので稲荷神社でしょうか。
昭和20年生まれの子連れ神狐さん
(昭和20年建立)

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