口粟野神社

鹿沼市口粟野(平成18年3月17日)

【狛見倶楽部 佐野支部 クマちゃん通信員より】
 この神社は、粟野高校の隣にあります。天保14年の狛犬が迎えてくれます。おや、座る位置が逆です。

 由緒書きに依ると、この神社は「通称・神宮さん」よ呼ばれ、主祭神は武甕槌命、配神は大己貴命、木花咲夜姫命、田心姫命、味耜高彦根命の4柱です。
 昔は鹿嶋大神宮と日光神宮を両鎮し、氏子も両派に別れていましたが、明治5年 鹿嶋大神宮を日光神宮に合併し、口粟野神社と改称しました。社殿は旧日光神宮の物で延長年間(平安中期)の創建といわれています。再建年間は不詳です。

神社入り口 拝殿
天保14年(1843)生まれの狛犬。阿吽が反対位置で、阿には宝珠が付いています。
前に張り出した太く大きな眉毛がおかっぱ頭のように見えます。
前脚が細く、顎髭が口蓋の中央から両方へ大きく張り出しています。
狛犬と云うよりも龍の顔に似ているような気がします。

(天保14年(1843)9月建立)
拝殿の額 拝殿正面
本殿覆い屋 本殿正面
勝善神碑、軍馬紀念碑、末社
ご神木の大杉