鹿沼市入粟野(平成17年9月16日)
神社入り口
社殿
(皇紀2600年(昭和15年)建立)
もうすぐ大東亜戦争突入の年に国威昂揚の為、盛んに造られた狛犬の内の一対です。阿は玉取、吽は子取りのしょうわ狛犬。
樹齢1800年の大杉の切り株
(平成18年3月12日追記)
【狛見倶楽部 佐野支部 クマちゃん通信員より】
遥拝殿への再訪のお便りを戴きました。
賀蘇山神社(鹿沼市入粟野)に行ってきました。以前、紹介した神社です。前回、社務所のある場所や遥拝殿に寄らなかったので、見たかったのです。がっしりとした狛犬さんが居ました。いつ頃のものかと台座を見ましたが、読めなかったです。遥拝殿は、龍の彫刻がいっぱいでした。
(文化2年(1805)8月建立)
遥拝殿入口
落ち着きのある境内の様子。
この左手の祈祷殿の更に奥に、遥拝殿が鎮座しています。
文化2年(1805)生まれのがっしりとした狛犬。顔の周り中短い柔らかな髭に覆われ、鬣は頭の後ろで括られたように大きく渦を巻いています。立派な体格で若々しく見えます。尾が太く立ち、網目模様が複雑に絡み合っています。
尾鑿山の文字の入った額
祈祷殿内の様子。
太々御神楽の額が掛かっています。
60年の工期を要し元禄14年(1701)に完成した遥拝殿。総欅造りで精巧荘厳な彫刻が施され、また、なだらかな曲線を描いた屋根を持つこの遥拝殿は、周囲の環境と見事な調和を見せています。
日光東照宮を造営した日本屈指の棟梁達が、精魂込めて造り上げた、神社建築の最高傑作の一つではないでしょうか。
遥拝殿遠景
向拝
木鼻の狛犬と龍
頭貫