祖母井神社

芳賀郡芳賀町祖母井749(平成20年10月3日)

東経140度3分52.59秒、北緯36度33分1.31秒に鎮座。

【狛見倶楽部 佐野支部 クマちゃん通信員より】
神社は、宇都宮茂木線(69号線)を宇都宮方面に向かい、祖母井信号のすぐそばです。大正14年の狛犬が居りました。本殿が県指定の文化財になっています。本殿の裏には、江戸時代の神輿が保管してありました。川口松太郎 「秋空の 晴れしが涙 さそいけり」の句碑もあります。

由緒書に芳賀町の中心と書いてありますが、芳賀町役場の北東600m程の辺りに鎮座しております。

御祭神:彦火火出見命・木花開耶姫命・須佐之男命

祖母井神社は、「うばがい」と言う地名の発祥の地と言われている姥ケ池(栃木の自然百選)から西に五百米、芳賀町の中心である祖母井の街を見守る位置に鎮座し、久安元年(平安時代)の創立と伝えられ、芳賀の里の人々を見守り、心の安らぎを与え、親しまれてる鎮守様として崇敬されてきました。
 栃木県指定文化財の御本殿は、明和七年(江戸時代)に当地の豪農、横堀仙左衛門により寄進されたものであり、氏子崇敬者の誇りとして大切に保存されています。境内地の隣に、かつて住んでいたことがある故川口松太郎の自伝的小説「破れかぶれ」にも描かれている夏祭(とちぎのまつり百選)は、神輿の渡御をはじめ、祇園囃子による山車、屋台の引廻しなどがあり、まつり最大の神事として、五穀豊穣、無病息災などを祈願する「献灯の儀」が町内の若衆により、古式ゆかしく厳かに執り行われます。
芳賀町教育委員会。全文はこちら。

神社入り口

参道

鬚面が似合う親父顔です。拡大写真はこちら。

(大正14年(1925)建立)

拝殿

三間社流造り、向拝付、桁三間、梁間二間の本殿は、江戸時代中期の明和7年(1770)に宮大工・田野辺の仙衛門(芳賀郡市貝町)、彩色・水府磯濱の人見岑春(茨城県大洗町)の手により建造され、当地の豪農・横堀仙衛門翁により寄進されたものである。
 本殿建築の特徴は、向拝彫刻や妻飾り彫刻に繊細な手法が施されていることである。特に妻飾り(側面)の彫刻は、松と鷹、飛龍、菊水、花鳥、神獣などの図柄を五段に配した意匠は、変化に富んだ構成になっています。
栃木県・芳賀町教育委員会

境内社:稲荷神社 神輿

歌碑