天満宮

芳賀郡芳賀町西水沼1723(平成20年10月3日)

東経140度1分4.73秒、北緯36度31分26.15秒に鎮座。

【狛見倶楽部 佐野支部 クマちゃん通信員より】
神社は、国道123号線を益子方面に向かい、左に少し入った西水沼地区にあります。大正4年の狛犬が居りました。顔が赤く塗られています。本殿の後ろに御神木の杉がありますが、上部が折れていてちょっと寂しかったです。寛政11年の水盤が有りました。緑豊かな神社で、ハルニレやサカキが天然記念物に指定されています。

 鎌倉時代の貞永二年(1233)創立されたと伝えられています。古くは、山城国北野に象りて北野原と号し北野天神と称した。宇都宮頼綱の四男で、初代多功城主、宇都宮石見守宗朝の十一代子孫、秀朝が永禄十年修復を加えて水沼郷の総鎮守となる。
 明治維新より神社名を天満宮と改名し、明治五年五月、西水沼、東水沼、北長島、西高橋、打越新田、氷室、鐺山、竹下、上籠谷、下籠谷、の郷社となる。
 菅原道真公、大宰府へ左遷の時、豊前国水沼村で船が動かなくなった時に、宇佐に祈念し博多の津に着き船戸に上がられたという。この由緒を移して、当地の村名を水沼と称し、字を船戸と称することとなったと伝えられています。・・・・
境内由緒書より。全文はこちら。

参道の一の鳥居と社額。真ん中が俵のように膨らんだ注連縄は青森で良く見たような気がします。

参道

口の中を赤く塗ってある狛犬は時々見かけますが、顔を赤く塗ってあるのは初めてかも知れません。拡大写真はこちら。

(大正4年(1915)11月建立)

拝殿正面と内部

境内の末社

神楽殿と寛政11年の水盤

御神木の杉

サカキ ハルニレ