馬門稲荷神社

芳賀郡茂木町馬門976(平成19年12月21日)

東経140度13分6.77秒、北緯36度32分20.02秒に鎮座。

【狛見倶楽部 佐野支部 クマちゃん通信員より】
 神社は、国道123号線を水戸方面に向かい、塩田信号を過ぎて間もなくの道路沿いです。狐さんが迎えてくれました。傷みがかなり進んでいて、可哀想です。本殿は彫刻が素晴らしく文化財に指定されています。本殿前にも狐さんが居ました。変った形の水盤は、天保11年に奉納されたものです。

 御祭神:倉稲魂命
 由緒:安永3年(1774)、江戸時代中期の神社建築最盛期に建立されているようで、本殿は、権現造り切妻で正面裏面の狐の群れや人物と花の彫刻はかなり精巧で美しいものの様です。町指定の文化財になっているのは本殿だけですが、幣殿、拝殿も同時に建築されたもので精巧な建造物に見えます。
参道脇に建立された自然石を加工して作ってある灯籠と狐山?も面白いですね。

神社入口
参道途中の獅子山ならぬ狐山?上のお狐様
阿吽の位置が反対です。熊さんによると「傷みがかなり進んでいて、可哀想です。」との事ですが、とても珍しい物なので、まだまだがんばってもらいたいものですね〜。
社殿全景
拝殿の彫刻
拝殿に架かる額の彫刻も精緻な彫り物です。
権現造り本殿の見事な彫刻
神殿狐さんも居ます。優しそうなお狐様です。
拝殿妻上では鬼が睨みをきかせています。 末社二社
天保11年(1840)奉納の変った形の水盤