荒橿神社

芳賀郡茂木町小井戸325(平成19年12月21日)

東経140度11分38秒、北緯36度32分9.21秒に鎮座。

【狛見倶楽部 佐野支部 クマちゃん通信員より】
 神社は、国道123号線を水戸方面に向かい、市街地にあるス―パー「かましん」を左折、案内標識に従って進みます。昭和7年の狛犬が迎えてくれます。境内には、天然記念物(県指定)のケヤキや三重の塔の一階部分があります。

 御祭神:國常立尊、國狹槌尊、豊斟渟尊
 例祭日:4月17日、11月26日
 境内社:稲荷神社
 由緒:平城天皇の御宇大同元年(806)9月9日、茂木桔梗城主の鬼門除社として城の丑寅の方字高藤山上に創祀されたこの地域の名だたる古社です。延喜5年醍醐天皇の勅撰により延喜式所に其の名を載せられ式内社として下野十二社の一つに数えられ、茂木領主・細川家の崇敬が殊の外篤く、享保6年茂木領主細川長門守工費を寄進本殿を造営されました。昭和11年より県社に昇格しました。(案内板より)
 また、環境庁の案内板には、「御祭神は國常立命、豊雲野之命、阿夜訶志根命で、日本三所神の一つで「高藤権現」とも呼ばれ、昭和13年2月より県社に昇格しました。」と書かれています。國常立命、豊雲野之命、阿夜訶志根命の三神は明治神社誌料等に記載されている御祭神で、古事記と日本書紀の表記の違いによる同神です。
 境内には樹令千余年の杉、樫、欅が聳え、その他百数十本の巨木が林立し、森厳とした神域を形作っているようです。何時の日か私たちも参拝させていただきたい神社です。 

神社入口
境内の様子
昭和7年生まれの尾付き狛犬
少しライオン等の動物に似通ってきていますが、昭和生まれとしては威厳と風格のある堂々とした良い狛犬です。
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和7年(1932)建立)
拝殿 本殿
阿弥陀堂(三重塔下部)
境内社・稲荷神社

県指定天然記念物・欅