神明神社

足利市羽刈町(平成18年10月12日)

【狛見倶楽部 佐野支部 クマちゃん通信員より】
 神社は、国道122号線を太田方面に向かい、いかつち信号を右折して中野御厨線に入ります。筑波小を過ぎて間もなく左側です。狛犬の年代は、分りませんでした。拝殿の後ろの建物には、7つの神社、愛宕神社、八幡宮、赤城神社、天満宮、諏訪神社、水神宮、御嶽神社が入っています。入口のところにある水盤の周りには、狛犬が4頭いました。

 この神社は羽刈町の産土神神社ですが、創建は不明です。本来は神明神社ですから天照皇大神のみをお祀りしていたものと思われますが、現在は綺麗な鞘堂内に、愛宕神社、八幡宮、赤城神社、天満宮、諏訪神社、水神宮、御嶽神社の計7社が合わせて祀られているようです。傷んではいますがそれぞれの社殿に彩色も残り、こけら葺きの屋根を持ち、彫刻も施された由緒のありそうな感じがします。入口水盤の狛犬はこの目で見てみたいですね〜。

神社入口
しょうわ狛犬ですが年代不明です。
拝殿 本殿鞘堂
本殿鞘堂左側、境内社
赤城神社、八幡宮、愛宕神社
本殿鞘堂右側、境内社
天満宮、諏訪神社、水神宮、御嶽神社
鞘堂内こけら葺き社殿 鞘堂内こけら葺き社殿
鞘堂内社殿 板碑と末社
4頭の狛犬が支える珍しい水盤
力士とか米俵とか邪鬼が水盤を支える姿は見たことがありますが、
狛犬が水盤を支えているのを見るのは初めての様な気がします。
重い水盤を背中で一生懸命持ち上げている姿は、健気でとても可愛いですね。
口許の膨らみやとがり方が、力を入れて力んでいるのを良く現しています。
三体見えますが、それぞれの恰好が皆異なり、工夫されています。