示現神社

足利市月谷町(平成18年6月23日)

【狛見倶楽部 佐野支部 クマちゃん通信員より】
 神社は、松田大月線を松田方面に向かい、道路から左に少し入った月谷地区にあります。昭和23年の狛犬が迎えてくれました。神代神楽と木造の左右大臣像が、文化財に指定されています。

 案内には、「天慶4年(880)に月谷郷上の宮大明神として創建され、天正年中(1573〜92)に神号を示現大明神と改称したと伝えられています。」とあります。
 市の重要文化財に指定されている「示現神社神代神楽」は起こりは不明ですが、石碑や張幕から江戸後期までは確実に遡れるようで、「岩戸の舞」ほか十四種類の舞で構成され、舞方、囃子方には若者からお年寄りの方まで幅広い人材が揃い、後継者の心配は不要のようです。

神社入口
ふくよかで優しそうな江戸タイプの狛犬。
阿は子取り、吽は玉取。阿に可愛がられている、おでぶで、
ふてくされたような子狛の表情が、何ともいえず可愛いです。
(昭和23年建立)
拝殿 木鼻は狛犬です
拝殿から見た本殿正面 本殿覆い屋

境内に多数見られる末社
神代神楽が舞われる神楽殿