熊野神社

焼津市小川2525(平成19年11月25日)

東経138度18分53.71秒、北緯34度51分9.18秒に鎮座。

 この神社は東海道本線・焼津駅の南南西約1.4kmに鎮座しています。社号標の建つ入口から参道が130mも続く松並木は感動物で、境内にもご神木が天高く聳え、神寂びた雰囲気が漂っています。また、境内社・小川御霊神社の狛犬はそんなに古い物ではありませんが、この地域の狛犬としては独創性があり、嬉しく思いました。由緒書き、社殿の手入れ、摂社・境内社につけられた社名札など、丁寧で心配りの行き届いた神社でした。

 御祭神:伊邪那美命、速玉之男命、事解之男命
 例祭日:10月17日
 境内社:那閉神社、津島神社、稲荷神社、宗像神社、小川御霊神社
 由緒:熊野神社:源長宗第二十六代の後胤・長谷川元長が、大永6年(1526)紀伊にのがれた後熊野三社を勧請して帰り、社殿を造営して奉斎しました。以来この神を産土神と仰いでいます。文化2年(1805)火災に罹り、同年12月に再建されました。
 明治6年2月には村社に列格しています。
 摂社・那閉神社
 御祭神:事代主命、宇氣持之命、須佐之男命
 例祭:7月1日
 由緒:この社の創建は古くその年月は不詳です。永年小川の産土神として崇敬されて来ましたが、熊野神社が創建されてより摂社として祠られています。

社号標 神社入口
参道の様子 境内入口
拝殿
拝殿内の様子

拝殿入り口に架かる由緒書き

本殿覆い屋 摂社・那閉神社
境内社・小川御霊神社社号標 境内社・小川御霊神社社殿(小川出身の英霊)
境内社・小川御霊神社の狛犬
潰れた彫りの深い顔立ちの、スリムで姿勢の良い狛犬です。阿は耳を立たせ吽は伏せています。
狛犬の拡大写真はこちらで
境内社:宗像神社(市杵島姫命) 境内社:津島神社(須佐之男命)
ご神木 境内社左から:
津島神社、稲荷神社(宇迦御魂神)