駿東郡長泉町下土狩663(平成14年9月21日)
出ました!稲荷お得意の
朱色の連続鳥居。
な、なんと拝殿の扉がセンサー付自動ドア、しかも同時に音楽が
鳴り出すといったハイテク神社なのだ!
鳥居は尚も杉木立の中へ続く
一旦曲がると大鳥居が
道は尚も溶岩の間を曲がり
くねって続いている
お稲荷様なのにキツネではなく狛犬が
由緒より
当社は古くからこの下土狩に鎮座しております。一説には寛永元年(一六二四)の勧請ともいわれています。江戸時代には、幕府より除地二石余を給せられ、明治八年には村社に列せられました。
御祭神を、宇賀御魂神と申し上げ、伊勢の皇大神宮外宮の御祭神と同様で、五穀豊穣・殖産の神であり、福富円満・商売繁盛・家内安全・社運隆昌の御神徳を有しております。古くは境内にて、血を見なければ治まらないといわれた競馬が行われたこともあり、近郷近在より善男善女による家内安全・商売繁盛の御祈願多く崇敬者の範囲は下土狩にとどまりません。今は毎年百人以上の稚児がでて、総勢五百人にものぼる神輿渡御が行われています。
御神域には割狐岩があり、その奥に御本殿が鎮まっております。この割狐岩には、むかし老狐が住みつき夜ともなると出没したとも言伝えられております。また老狐が飛び出したためであるとの言伝えもあります。一万年前の富士山噴火による溶岩流の、貴重な資料となっております。この溶岩割れ目の参道には、篤志家の奉納による朱鳥居が八〇基以上並び偉容を誇っています