金時神社

駿東郡小山町中島(平成19年11月11日)

 この神社は中島川左岸の町民憩いの公園・金時公園内に鎮座しています。公園内は綺麗に整備され、親子連れ等が訪れていました。この社は足柄山の金太郎で親しまれている坂田金時の生家跡に、金時を祭神として建立されたもので、背後の小山に付けられた遊歩道をたどれば金時の産湯として使ったちょろり七滝、第六天社などがあります。境内入口に立つ大きなまさかり、可愛い熊さんなどがユーモラスで、いかにも子育て、子供の健康祈願をする社に相応しい感じがしました。

 御祭神:坂田公時(金時)
 例祭日:5月3・4日
 由緒:創建は不明ですが、現社殿は昭和9年、町内有志により旧来の小祠に社殿を造営し、境内を拡張、神域を整え子供たちの守護神としました。この地は金太郎が産声をあげた山崎家を含む坂田三軒のあった「金時屋敷」の跡地で、金太郎の産湯に汲んだというチョロリ七滝や、金太郎が登って遊んだといわれる金時杉、金太郎母子が深く信仰したという第六天神社などがあり、現在でも子供の病気全快を祈願し、そのお礼として生魚を供える習慣が残っているといいます。

境内には、地元の三菱金属が提供したアルミ製巨大まさかりが奉納されています。 石段の参道と境内の様子
拝殿
拝殿裏、石段上にある本殿への参道 本殿
建立年代不明の狛犬
尾は流れていますが、目には瞳が彫られ、やや獅子頭のような顔つきをしています。
 狛犬の拡大写真はこちらで
金時公園の斜面には、熊に跨る金太郎の巨大な書き割りが置かれています。