小坂熊野神社

静岡市駿河区小坂932(平成19年11月25日)

東経138度21分25.87秒、北緯34度55分10.41秒に鎮座。

 この神社は国道150号の石部トンネルを北に抜けてすぐ左手に鎮座していますが、低地にあるので国道からは直に参拝することはできず、いったん小坂の信号まで行き大きく西に迂回します。背後が山間部で、豊かな鎮守の杜の中は昼間までもあまり陽が差さず、その中に開放的な拝殿と本殿が建っています。境内社も二社祀られ、入口すぐ左に聳える市指定天然記念物・イチョウは異彩を放っています。

 御祭神:伊邪那美命、速玉男命、事解之男命 相殿:日本武尊
 境内社:鴨脚天神社
 由緒:創建は不詳ですが、宝永元年(1704)に再建されています。江戸時代までは熊野大権現と呼ばれていましたが、明治5年熊野神社と改称されました。明治41年には神饌幣帛供進神社となっています。

社号標
「神饌幣帛供進社 
村社 熊野神社」
神社入口
市指定天然記念物・イチョウ
樹高 20m、目通り幹囲 5.6m、推定樹齢 300年以上
雌木で、幹の根元に大きな空洞があり、乳と呼ばれる突起がたくさん垂れ下がっています。
イチョウの傍らの境内社・鴨脚天神社
鴨脚で「いちょう」と読むそうです。
参道の様子
開放的な拝殿
本殿
境内社 鎮守の杜の様子