和歌宮神社
静岡市清水区蒲原3-32(平成20年6月28日)
東経138度36分14.7秒、北緯35度6分56.04秒に鎮座。
この神社は東海道本線・新蒲原駅の西約700mに鎮座しています。一の鳥居は396号線沿いに建ち、そこから120m程一般道と併用の参道が続きます。境内入口右には神池が設えられ、境内は鬱蒼とした古木が聳え立つ鎮守の杜に護られています。正面に建つ拝殿は千鳥破風と唐破風が付けられた荘厳な造りで、向拝下の彫刻も見事でした。拝殿の裏側に廻ると石垣の上に本殿が建ち、傷みが激しい明治45年生まれの狛犬が、そんな体でも律儀にお護りをしていました。その他境内には金刀比羅神社や力石などが点在しています。
御祭神:木花咲耶姫命、赤人大明神
神事:夏祭・茅の輪くぐり 湯立神事、 秋祭・御神輿渡御行列
境内社:金刀比羅神社
草創:田子の浦ゆ うちいでてみれば 真白にそ 富士の高嶺に 雪は降りける
奈良朝時代(724)歌仙山部赤人東道に際し 吹上浜より富士山を望んでこの歌を詠み その因縁で此処に一社を建立しました。又、後に富士山を歌題とした縁により 富士浅間神社の木花咲耶姫命を祀り浅間と奉称しました。
略歴:永禄12年(1569)蒲原城主・北條新三郎綱重が甲斐国武田信玄との戦いに敗れ滅亡したときに社殿や赤人翁の御神像は焼失してしまいましたが、寛永11年(1634)に再建されました。又、昭和35年に現在地に社殿を再建しました。
「和歌宮神社由緒」はこちらで
神社遠景 |
396号線沿いに建つ
社号標 |
 |
 |
鎮守の杜と神社近景 |
境内入口右の神池 |
 |
 |
神社入口 |
 |
神社入口にいる昭和2年生まれの岡崎現代型狛犬 |
 |
 |
(昭和2年(1927)5月27日建立) |
千鳥破風と唐破風が付けられた拝殿 |
拝殿正面
左末右本左綯いの棒状の注連縄 |
 |
 |
唐破風下の鳳凰の彫刻 |
 |
向拝下の親子龍 |
 |
拝殿木鼻・狛犬 |
 |
 |
本殿 正面と左側面 |
 |
 |
本殿を守る明治45年生まれの狛犬
此処は暗く、又大分傷みが激しく、大まかな姿しか分かりませんが、庵原郡富士川町北松野・神明宮の狛犬と、やや俯き加減で面長な鼻先や顔の雰囲気がよく似ています。 |
 |
 |
(明治45年(1912)6月下旬日建立) |
境内社:金刀比羅神社 入口と社殿 |
 |
 |
境内左手の石碑群 |
力石 |
 |
 |
本殿脇に置かれていた社額
「郷社 和歌宮神社」 |
ご神木 |
 |
 |
