静岡市清水区蒲原2-10-8(平成20年6月28日)
東経138度36分39.95秒、北緯35度7分5.85秒に鎮座。
この神社は御殿山南麓に鎮座しています。御殿山は江戸時代、徳川家康公の蒲原御殿の後ろにあることから名付けられたそうですが、元々は南北朝時代蒲原氏によって築城されたようです。蒲原氏は南北朝の動乱期の当初は南朝方でしたが、後に足利尊氏に属して北朝方として活躍しています。室町時代には今川氏の支城でしたが、今川氏が衰退すると後北条氏が蒲原城を占拠し、永禄12年(1569)には武田勝頼らの軍勢に攻められ、北条氏信は玉砕し蒲原城は落城しました。後、天正10年(1582)には徳川軍の攻撃により武田側は破れ、再び落城し廃城となりました。現在頂上は「狼煙場」と呼ばれていますが、此処から甲斐武田軍の南下を駿府に狼煙で知らせたのだそうです。
神社そのものの案内は無く、御祭神は誉田別命と思われますが、勧請年月・縁起・沿革等は全て不明です。
神社遠景 |
神社入口 |
石段の参道 | 境内入口 |
境内入口にいる建立年代不明の岡崎現代型狛犬 | |
拝殿 |
本殿鞘堂 |