八幡宮

下田市吉佐美1722-1(平成21年2月7日)

東経138度55分6.98秒、北緯34度39分20.33秒に鎮座。

 この神社は136号線から大賀茂川に沿って大浜海岸に南下する途中に鎮座しています。境内前方は鎖の架かった金属製のポールがあるだけの、開放的な明るい雰囲気の神社です。木製の両部鳥居をくぐると広々とした境内で、拝殿左手には大楠が聳えていますが、この社では拝殿と神楽殿の間に聳える国指定天然記念物・イスノキが有名な様です。
 入母屋造で「正八幡宮」の額の架かる拝殿の後方に、独立した幣拝殿が建ち、その後方に「八幡宮」の額を掲げた本殿鞘堂が建っています。鞘堂内には二棟並んだ流造の赤い社殿が一つの屋根で繋がっており、その二棟の間、中央奥にもう一つの社殿があります。左から、八幡宮本殿、相殿・三嶋神社、若宮の三社が祀られているようです。
 境内社に津島神社があり、境内左の森の中に「源三位頼政命霊璽 室菖蒲前命霊璽」碑も建てられていました。
 この付近は夏の海水浴シーズンには大変混み合うのでしょうが、その他は静かで落ち着いた良い雰囲気で、気持ちの良い参拝が出来るようです。

 御祭神:譽田別命
 境内社:津島神社
 由緒:この社に案内は無く、勧請年月・縁起・沿革等は全て不明ですが、八幡宮は式内社・加彌命神社の論社に、三嶋神社(阿波当ス)は式内社・竹麻神社三座の中の一座、若宮は式内社・多祁美加々命神社の論社となっているようです。

社頭
入口の両部鳥居 両部鳥居に架かる額
「八幡宮」
境内の様子
拝殿 拝殿に架かる額
「正八幡宮」
幣拝殿
本殿鞘堂
本殿
左・八幡宮本殿、中央奥・相殿・三嶋神社、右・若宮
境内社:津島神社 神楽殿
国指定天然記念物・ご神木のイスノキ
推定樹齢:800年、幹周囲:4m、樹高:17m
拝殿左側に聳える大楠 「源三位頼政命霊璽
室菖蒲前命霊璽」碑