天神社

湖西市利木242(平成20年12月27日)

東経137度31分20.44秒、北緯34度45分28.95秒に鎮座。

 この神社は浜名湖北西の利木地区で、湖岸を走る301号線よりも一本山側の道路端に鎮座しています。入口から境内までは約80m程の登り坂で、境内入口には石垣が組まれた上に朱の両部鳥居が建っています。境内はそれほど広くはありませんが、大楠を基とした鎮守の杜があり、嬉しいことに拝殿軒下にははじめ進化系狛犬がおりました。又、鞘堂内の本殿は二匹の神使い・牛さんが守っています。

 この社に案内は無く、御祭神は菅原道真公と思われますが、勧請年月・縁起・沿革等は全て不明です。祭礼日は10月第三金・土曜日のようです。

神社入口 社号標「村社天神社」
境内入口 入り口に置かれた百度石
参道にいる昭和35年生まれの岡崎現代型狛犬
(昭和35年(1960)10月建立)
拝殿軒下にいる建立年代不明のはじめ進化系狛犬
縦置きで、随分目鼻立ちがハッキリしてきています。お腹の下は刳り抜かれていませんが、尾は大きく、三本に分かれ背に張り付いています。鬣は後頭部はストレートですが、顔の周囲はカールし、顎の下にも有るようです。前脚は真っ直ぐに伸び、後ろ脚も大分普通の狛犬と同じ状態に変化してきています。大分古いものと思われますが、屋根の下にいるのでとても保存状態が良く、このままきちんと監理していただけたら…と願わずにはいられません。
狛犬の拡大写真はこちらで
拝殿
拝殿屋根上の飛び狛さん
本殿正面 本殿鞘堂
本殿縁にいる神使い・牛さん
境内社 境内社:弁財天
ご神木の大楠 二本