川上八幡宮

菊川市川上 (平成23年4月8日)

東経138度06分58.05秒、北緯34度41分36.34秒に鎮座。

この神社は、菊川市の南東部、御前崎市に近い川上地区に川上鎮座しております。町外れの山沿いに長い石段の参道が続いており、緑豊かな景色の良い神社です。

川上八幡宮の由来
天文年間(1532〜1554)山城国(京都)男山八幡(石清水八幡宮)を勧請する。
江戸時代の寛文十年(1670)この地は大雨で大洪水となり村人が田畑を整備していると、鍬の先にカチンと当ったものがありました。拾い上げて見ると鰐口で、災害は龍神の怒りと考えて「これは飛龍様のものにちがいない。」と村じゅうに声をかけ、祠をつくってお祀りしました。それから三年後に村の小沢勘左衛門という人がまた、荒田で神様のお顔を見つけ、山王様として高台へ祀りました。
当時、戦場の混乱を避けるために富士山の方へ移住していた人々が、江戸時代になって戦も終ったことや、宝永山の噴火で田畑に火山灰が降ってつかえなくなったことで川上に帰ってきました。「川上七軒百姓」と呼ばれていた村も少し活気が出て、祀ってあった飛龍様の祠を新しく造りました。すると、続いていた災害が鎮まり、享保八年(1723)に名大工山下喜右衛門を横須賀から招き神社を建立、七年後の「八幡宮」「飛龍権現」「山王権現」を合祀、「川上八幡宮」となりました。
境内由緒書より。全文はこちら。

参道入口

入口左手の末社

参道

参道途中の灯籠と末社

二の鳥居

拝殿

本殿への石段

本殿


周りの茶畑