加畑賀茂神社

賀茂郡南伊豆町下賀茂19-1(平成21年2月7日)

東経138度52分42.2秒、北緯34度38分39.23秒に鎮座。

 この神社は下賀茂の136号線に面して鎮座しています。
 境内が道路によって分断されたのでしょうか?136号線南に「御神木の由来」案内板が立ち、推定樹齢・1200年のご神木・ビャクシンが、主幹部を枯死してしまい横枝だけがくねって伸びている姿を見せています。
 道路反対側の境内は低い石垣の上にあり、疎らな木々の間から境内が良く見渡せる開けた感じのする神社です。
 入口の明神鳥居を潜ると境内左に土俵が設えられ、向拝のない拝殿は横幅のある大きな建物です。本殿は鞘堂内にあり拝見することは出来ませんでした。本殿鞘堂左右には多数の末社が並んでいますが、多くの境内社名は確認できませんでした。その右一番奥の稲荷社にいるお狐様は小さくとても可愛い子達でした。

 御祭神:八重事代主命
 例祭日:11月1・2日
 境内社:若宮神社・神戸神社・日ケ原来之宮神社・大浦宇佐八幡宮・屋久氏神社・馬込山王神社・鷺之森神社・篠原田村神社・鳥石楠舩神社・天馬駒聖天宮・王子稻荷神社・篠原姫宮
 由緒:大同年間(806〜810)創建と伝えられている古社で、式内加毛神社二座の一座に比定されています。延宝5年(1677)造営で、江戸時代までは加畑明神社と称し別雷神を御祭神としていましたが、明治4年(1871)現社名に改称し現御祭神に変更されたようです。同6年郷社に列し、大正6年2月7日神饌幣帛料供進社に指定されました。(延喜式神社の調査参照)

推定樹齢・1200年のご神木・ビャクシン
「 根元はうろになり、主幹部は枯死してしまったが残った横枝はくねって伸びている。あらためてビャクシンの生命力を強く感ずる。町で一番古い木として、この町の歴史と共に歩んできた古木として大切にしていきたい。」(「御神木の由来」案内板より)
社頭
入口の明神鳥居
境内の様子
拝殿前、昭和16年生まれの岡崎現代型狛犬
(昭和16年(1941)11月1日建立)
拝殿
拝殿内の様子 本殿鞘堂
本殿左右の末社群
本殿右一番奥の稲荷社にいるお狐様
拡大写真はこちらで
稲荷社後ろにいた
一体だけのお狐様