舟寄神社

賀茂郡松崎町江奈13(平成21年2月21日)

東経138度47分02.12秒、北緯34度45分18.06秒に鎮座。

 この社は136号線・江奈交差点から東へ入り、突き当りを北上すると江奈二区公民館があり、その右手が参道入口となっています。この日は丁度社殿裏側の鎮守の杜が老朽化して危ないので、伐採やら斜面の補修やらで、工事関係の車輌が参道や境内に止めてありました。
 参道途中に台輪鳥居が建ち、さらに参道を進むと左手に神池があります。正面には神楽殿と見間違う造りの拝殿が建ち、その後ろ、本殿の石垣下に狛犬が居ます。本殿鞘堂は新しく、その内部に彩色の残った素晴らしい本殿があるのですが、鞘堂の扉格子の隙間からほんの少々見えるだけなので、写真は余り鮮明には撮れませんでした。
 社殿左側には神輿庫や境内社があり、その他末社も四社ほど祀られています。

 御祭神:積羽八重事代主命
 例祭日:11月2・3日
 由緒:神社祭神の号を積羽八重事代主命と称し、天孫降臨の折、出雲神話国譲りの段で中心をなす神であり、ご託宜神としての神霊は皇室の護りとされています。此の神は仏神として弁財天と同じく七福神の一柱「恵比寿」として庶民に愛されており、氏神として家内安全商売繁昌、海上安全、五穀豊穣の神として信仰があり厚い崇敬を受けています。
 神域内には28間の矢場が在り毎年1月19日には奉納弓祭り、そして11月2日から3日の神社秋例祭は奉納三番叟や、勇壮な江奈太鼓が盛大に挙行されます。
 式内伊那下神社に比定する説もあるようですが、確証はなく未だ不詳のようです。

社頭
参道に建つ台輪鳥居 鳥居に架かる額
参道左側の神池 参道の様子
拝殿
拝殿と本殿の間にいる昭和9年生まれの狛犬
上半身が逞しく、眉毛、鬣、尾、臑毛などが派手目な狛犬です。体は比較的痩せていて、背骨も見えています。横広の威厳のある顔つきをしていますね。
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和9年(1934)5月19日建立)
本殿鞘堂
本殿
末社 境内社
神輿庫 御神木・公孫樹