水神社

伊豆市菅引382 (平成19年3月4日)

 この神社は伊豆スカイライン・冷川ICを出て、伊東修善寺線で西に向かい、冷川を渡ったら伊東西伊豆線に入り、大見川手前で左折。川の右岸沿いを3km程行き、菅引川を渡る手前で引き返す様な感じで左の道にはいると、右手に鎮座しています。

 御祭神:岡象女命
 例祭日:10月15日
 由緒:この社は菅引地区字龍ノ上に鎮座し、この地の水源にもなっている場所にあり、地域の産業にうるおいを与えていることから水神信仰を集めた神社です。社伝によると、往昔中原戸村は菅引村と一村でしたが、文禄3年(1594)の検地で分村、この社は寛文8年(1668)に創建され、菅引村・中原戸村両村で一社を祀っていましたが、明治3年、話し合いの結果別々に祀ることとなりました。これ以降伝承芸能である三番叟を菅引が受持ち、神楽・鳥刺踊りを中原戸が受け持って今日に伝えています。
 境内社の龍爪神社は、寛政年間(1789〜1800)ごろ、原保、菅引の狩人達により菅引原保所有地龍爪山に鉄砲の神として祀られていましたが、後に土屋庄左衛門という人が菅引入谷に遷座し、その後また、原保鹿抜戸山に移し、更に昭和58年灘隈戸線拡幅工事のため当社境内に遷宮しました。戦時中は弾丸除けの神として非常に信仰を受けていましたが、現在は旧に復し狩人の守護神として祀られています。
 例祭日に奉納される式三番叟は無形文化財の指定を受けている翁舞のひとつで、への字形の目をした五穀豊穣や長命の神とされる笑顔の面で舞います。(「大見の郷」へようこそ参照)

神社入口 境内入口
拝殿 拝殿内の様子
一間社流造こけら葺の本殿は文化10年(1813)建立です。
本殿覆い屋 境内の様子
境内社 左から
八幡神社、水神社、八幡神社、
山神社、神明社
境内社左から
少彦名大神、龍爪大神、大己貴大神