水神社

伊豆市中原戸163-1(平成19年3月4日)

 この神社は伊豆スカイライン・冷川ICを出て、伊東修善寺線で西に向かい、冷川を渡ったら伊東西伊豆線に入り、大見川手前で左折。川の右岸沿いを1.5km程行くと左手に鎮座しています。

 御祭神:岡象女命
 例祭日:10月中旬の土・日曜日
 由緒:社伝によると、往昔中原戸村は菅引村と一村でしたが、文禄3年(1594)の検地で分村、明治3年萱引村字富山にあった水神社を、現在の中原戸、菅引の2つの水神社に分社しました。この社は明治6年村社に列し、大正9年に本殿、拝殿を新築造営しています。
 現在も中原戸には無形文化財指定の神楽や鳥刺しが継承され、例祭では本殿での御祓いのあと厳粛な中で神楽が奉納されています。昔は、中伊豆上地区のお祭りは、中原戸からはじまり、貴僧坊、筏場、姫之湯、戸倉野、原保、菅引と続き、地蔵堂で終了するという地域一帯の日程となっていたそうですが、現在ではおのおの各地区で執り行われる様になりました。
 また境内社に祖霊社が鎮座していますが、この地区ではお葬式が全国的にも珍しい神葬祭で執り行われます。これは明治2年某家の法事の際、本寺の最勝院と争って村民全員神道に転宗し、それ以降現在地に境内社として祀ったのだといわれています。(「大見の郷」へようこそ参照)

神社遠景 神社入口
境内の様子 拝殿
拝殿内の様子 本殿
境内社・祖霊社 境内脇の墓地