三島神社

伊豆市小下田2198-1(平成21年2月22日)

東経138度45分46.59秒、北緯34度52分49.42秒に鎮座。

この神社は、若いカップルが集う、恋人岬の北1.5km程の辺りに鎮座しております。若くない我々は勿論、無視!。只管神社を目指し、136号線より細い道を下って行くと、鳥居が見えて来ますが、何と!鳥居の先には下りの石段が見えます。下って参拝と言うのは結構珍しいかも知れません。

祭神 八重言代主命
配祀神 若宮八幡神社・乙女神社
 創立年月は詳でないが、神階帳には次のように記されている。「三島神社ハ田守ノ神、字丁ノ田ノ上ニ鎮座セリ」と。昔は七月七日に田植の式があった。小下田発祥の地といわれる丁の田時代の氏神と思われる。
 丁の田は津波のため流され、人家は上ノ方に移った。伊豆西海岸を襲った明応七年の大津波と推測される。そのため現在神社へは石段を下って参拝するという奇現象を呈している。
 もと存していた上棟文に「慶長五庚子ノ年拝殿造立寛文十一辛亥ノ年同修繕、元禄十一丑ノ年大破ニツキ再建ス」と記載されていたことが神社明細帳に書かれている。
 古老の口碑に、文正年間本村戸数六十戸の頃の創立と伝えられている。明治六年九月、村社に列せられた。尚、現在御神体として、銅鏡一枚と懸佛二体が安置され、棟札は全く失われてしまった。天保五年、最福寺十世遯翁和尚の筆になる篆書の大幟を蔵している。
 氏子一同は、郷土を代表するこの社を顕彰し、後世に伝えるために茲に由緒を刻した次第である。
境内由緒書より。全文はこちら。

神社遠景

鳥居と社額

下る参道

神楽殿

覆屋

本殿

左右の脇社

境内