廣瀬神社

伊豆の国市大仁町田京(平成15年3月20日)

 この広瀬神社は、『延喜式』神名帳の広瀬明神と知られ、三島大社の前身だったとも言われています。創建は聖武天皇天平5年(733)と伝わっています。御祭神は三嶋溝杙姫命外二神で、田方一の大社です。天正18年(1891)、豊臣軍による韮山城攻めの時兵火に遭い、社殿ことごとく焼失しています。慶長元年(1596)に再建、江戸時代には深沢明神として崇敬され、明治28年(1895)に廣瀬神社と改称され、明治32年県社となリました。
「大樟とお田植神事」
 広瀬神社では、古くからお田植えの神事が行われています。むかし は氏子一同が太鼓を打ち鳴らしながら、神田尻にある神饌田から早苗を採って来ましたが、現在では当番町の人たちによって用意されます。  この早苗を、大樟(御神木)の一枝に投げ上げて、より多く枝に掛かった年は豊作であるといわれます。( 「おおひとの史跡」より)

正面の明神鳥居

脇の明神鳥居

準江戸狛犬、双方とも玉取り。阿の右頬が欠けているのが惜しい。

社殿

御神馬像