白羽神社

磐田市白羽438(平成19年11月24日)

東経137度48分23.73秒、北緯34度40分7.49秒に鎮座。

 この神社は国道150号線・白羽信号から南に入り十字路を右折すると70m位で右側に鎮座しています。神社の前には人だかり…何かと思っていたら、昔懐かし「ポン煎餅」屋さんが入口前で営業しているのでした。私は下町育ちなので、小学校の頃にはずいぶんおやつに愛用させてもらいましたが、山手育ちの夫は生まれて初めての経験とか…物珍しそうに覗いていました。東京ではもう見られなくなった光景ですが、静岡県ではまだ残っていたのですね〜、貴重な体験でした。境内は旧郷社だけあって広々とし、子供達の良い遊び場になっていました。

 御祭神:長白羽命、倭建命、他24柱
 例祭日:10月第二日曜日
 境内社:若宮社、八幡神社、金山神社、吾妻神社の四社合祀
 由緒:この社は県内最古の白羽神社で、創建年代は不詳です。
 文武天皇4年、この地を牧地として牛馬を放養し、牧官筑紫大伴某がこの社に奉仕していました。元亀年中武田軍の兵火にかかり旧宝物が焼失しました。慶長13年神殿が再建されましたが、安政元年の地震で弊殿、拝殿が倒壊し、慶応元年に造営されました。
 明治6年神饌幣料供進指定社となり、明治42年境内社の若宮社、八幡神社、金山神社、吾妻神社の四社を合祀しました。
 この社の本来の御祭神は倭建命で、長白羽命は江戸期以降に加えられた御祭神です。倭建命=日本武尊といえば白鳥伝説が有名で、社名の白羽とはその白鳥の羽根の意ともいわれています。

社号標「郷社 白羽神社」 神社入口
昭和8年生まれの岡崎現代型狛犬
(昭和8年(1933)4月吉日建立)
拝殿 本殿
境内社:若宮社、八幡神社、金山神社、吾妻神社
社殿前から入口を振り返ると、ちょうど「ポン煎餅」のできあがったところでした。