白山神社

磐田市豊浜中野743(平成19年11月24日)

東経137度54分2.86秒、北緯34度41分7.15秒に鎮座。

 この神社は豊浜小の北300mに鎮座しています。旧村社で、鎮守の杜には大木が聳え、清々しい神社でした。

 御祭神:菊理姫命
 例祭日:十日祭・1月第二日曜日、例祭・10月第一日曜日
 境内社:西宮神社他2社
 由緒:豊浜中野地区の産土神です。
 「静岡県磐田郡誌」によれば、創建は寛政3年(1463)、御正体(阿弥陀如来)を紀伊国熊野山本宮より勧請して氏神としました。その後、江戸時代の初め頃疫病がはやったときに「白山を信仰して、どぶろく(濁酒)を献じ祈願せよ。」とのお告げにより悪疫を退散させた、という言い伝えが残っており、この時点より菊理姫命が御祭神として仰がれたのでしょう。熊野山本宮より勧請された御正体は、現在、白山神社の宝物として保管されているそうです。また、この濁酒作りを中断したところ、その年に伝染病が流行し、多くの人が苦しんだため、再び濁酒を作って神社に供えるようになったとも言われています。
 延宝5年、元禄14年に社殿の修繕がおこなわれましたが、安政元年の地震で大破し、翌年修繕されました。
 通称「白酒(どぶろく)祭り」といわれる例祭は、市指定無形民俗文化財となっています。

社号標「村社 白山神社」 神社入口
境内の様子
昭和6年生まれの岡崎現代型狛犬
(昭和6年(1931)10月2日建立)
拝殿 本殿覆い屋
境内社・西宮神社
境内社二社
ご神木