八幡神社

伊東市宇佐美桑原(平成18年11月12日)

 この神社はJR宇佐見駅の北から伊東仲川に沿って西に向かうと、500m程で右側に鎮座しています。入口の社号標右側には綺麗な社務所兼集会所があり、階段上の社殿裏側には山が迫り、崖状になっています。私達が参拝した折りには、3年前から氏子総代さんをなさっている方がお掃除をされていて、拝殿内を見せてくださったり、色々とお話も伺いました。
 主祭神は誉田別命ですが、その他、山神社、稲荷神社など近隣から5〜6柱の神様が合祀されているそうです。由緒創建は先の社務所兼集会所を建造した時に焼却処分されてしまい、今では何も解らなくなってしまいましたが、石段に文久2年(1862)の文字が見えるので、少なくとも江戸時代には創建されていたようです。階段左側の御神木が、姿も良くひときわ目立って聳えていますが、倒木の危険ありという事で、11月19日には上部を伐採してしまうそうです。残念です。

神社入口 社号標
階段の参道 拝殿
拝殿内の様子 御神輿
本殿覆い屋 末社

御神木

樹勢のあるいい御神木ですが、この様な姿の写真が撮れるのもこれで最後です。災害による民家への被害を想定して、11月19日には上部を伐採してしまうそうです。私達神社好きにとっては「先に神社有りき…」と思うのですが、実際そこに住んでいらっしゃる方々にとっては「備えあれば憂いなし」とのお考えなのでしょう。 惜しい限りです。