曽許乃御立神社

浜松市西区呉松町3586(平成20年12月26日)

東経137度38分32.22秒、北緯34度45分50.98秒に鎮座。

この神社は、浜名湖の北東、観光地として有名な舘山寺。その舘山寺総合公園の北800m程の辺りに鎮座しております。

式内社、曽許乃御立(そこのみたち)神社
御祭神:武甕槌命
由緒沿革
神護景雲元年創立。貞観四年、曾許乃御立神に従五位下を授く。慶安年間より朱印地高拾石を寄附。毎年米三三俵領主より寄附あり。明治六年郷社、昭和五年県社に列せられる。
神社名鑑より。

創建神護景雲元六月二十一日、武甕槌命常陸国を出て遠江国過時、根本山に憩賜ふ。時の人瞻仰慕いて止まず、社殿を建立す。神に従って来た六神も呉松神明、伊左地熊野、和地琴宮、佐浜貴船、平松八幡、和田西宮に祀る。長間曽許乃御立神社と呼ばれたが、享保七年鹿島大明神と称したが、明治二年旧号に復した。徳川家朱印高拾石大澤右京太夫玄米三十三俵、今川家百三十石賜りし古社なり。明治六年郷社、昭和五年縣社に列す。
境内由緒書より。

呉松神明は字鹿島原に鎮座していたようですが、明治七年に呉松町の津嶋神社に合祀され、現在はありません。

現在でも通称は鹿島さんと呼ばれるようです。地図を見ると、近くにかしま幼稚園とかカシマばら園芸等が目に入ります。昭和47年奉納の由緒書にも「遠州鹿嶋之縁記」と書かれています。古くはこの辺りを鹿島原と言ったようです。

参道入り口に建つ一の鳥居と社号標

参道と神社入り口

一旦下り、再び上って境内です。

下った所にある御手洗池

右手には女坂があります。三の鳥居を潜っても参道はまだ続きます。

御神木。この後参道は右に曲がって拝殿となります。

拝殿

拝殿前の岡崎型狛犬

(大正14年(1925)10月建立)

屋根の上を遊びまわる狛犬

本殿

社殿全景

六社神社
稲荷社
天満宮
日吉神社
八柱神社
津島神社
若宮社

境内