浜松八幡宮

浜松市中区八幡町(平成19年11月23日)

東経137度44分22.73秒、北緯34度42分42.34秒に鎮座。

この神社は、遠州鉄道・八幡駅の南東100m程の辺りに鎮座しております。JR浜松駅にも近く、当日予約していたホテルにも近い為、最後にしたのですが、如何せんやや遅すぎたようです。暗く写真もいまいちですが御勘弁を。

社伝によれば、仁徳天皇、遠津淡海の海運安穏のため、海神、玉依姫命を、現小沢浦町の許部の里にお迎えしたとあります。その後、九三八年、朱雀天皇、天慶元年に、神託によって当地に遷されました。その節、白狐が老翁の姿となって「浜の松」を移し植え「浜松」の地名となったとも伝えられております。この翌年、平将門が常陸で、翌々年藤原純友が伊予で反乱を起こしたため、石清水八幡宮の神霊に頼る信仰が盛んになった頃でありました。
由緒書より。全文はこちら。

地名を採って浜松八幡宮とした訳ではなさそうです。浜松という地名の由来を伝える、由緒ある古社です。

神社入口。

参道の様子。

拝殿。

本殿。

浜松稲荷神社。

永承6年(1051)、八幡太郎源義家は陸奥出陣の途中、当社に参篭して武運を祈った。「契あれば帰り来るまで岩清水 かけてぞいはふ浜松の里」と詠み、社前の楠の下に旗を立てた。以来、「御旗楠」と呼ばれていたようです。

元亀三年(1572)、三方ヶ原で武田信玄に敗れた家康はこの木の根元に隠れたそうだ。とその時瑞雲立ち昇り、神霊が白馬にまたがり城の方へ飛び立って行くのが見えた。「吉兆なり」。家康は一目散に駆け出し、無事浜松城に帰ることが出来たと言う。それで雲立楠。

ストロボの所為で真っ白になってしまった昭和狛犬。

(昭和15年(1940)正月建立)