熊野神社

浜松市南区高塚町4708(平成20年12月26日)

東経137度41分0.14秒、北緯34度41分9.19秒に鎮座。

 この神社は高塚駅の南東約170mに鎮座しています。257号線に参道入口があり、一の大鳥居が建っています。そこから約150mで境内入口となり、石段を上がり二の鳥居を潜って境内にはいると、正面にコンクリート製の拝殿、後ろに本殿の大きな鞘堂が建立され、社殿左側には樹齢500年のご神木・雲龍椎が見事な枝ぶりを見せています。その他境内社の稲荷神社や境内社鞘堂があり、綺麗に整えられた気持ちの良い神社でした。

 御祭神:伊佐奈岐命、事解男命、速玉男命
 境内社:稲荷神社、福神社、山住神社、伊雑神社・天照皇大神、津島神社、八柱神社、天白神社、秋葉神社
 由緒:旧郷社ですが、創建年代は不詳です。
 紀州(和歌山県)熊野本宮の神主さんが諸国行脚の途中、この地に足を留めて祭祀したのが始まりと言われています。
 ある時この地の神主さんが高い丘を作って人々を救えという不思議な夢を見たので、村人とはかって神社の裏山に土を盛り上げました。その後安政の大地震が起こり津波のため多くの死者が出ましたが、高塚の人達はこの丘に避難して被害を免れたと言い伝えられています。
 又、一説に大津波のため住んでいた人達が殆ど亡くなり、津波の犠牲者をこの地に葬り沢山の砂を浜から運んで高い塚を作りました。大きな墓だったので「大塚」後に「高い塚-高塚」と呼ぶようになり地名となったと言われています。

社号標
「郷社 熊野神社」
参道入口
社頭
皇紀2600年記念で奉納された岡崎現代型狛犬
(皇紀2600年 昭和15年(1940)建立)
樹齢500年のご神木・雲龍椎
拝殿
本殿鞘堂
境内社:稲荷神社
境内社鞘堂
境内社:福神社 境内社:山住神社
境内社:伊雑神社・天照皇大神 境内社:津島神社
境内社:八柱神社 境内社:天白神社 境内社:秋葉神社