御殿場市北久原352(平成19年11月11日)
この神社は北久原地区を流れる抜川北岸に鎮座しています。境内は道路脇に組まれた石垣の上にあり、参道は鬱蒼とした杉の立ち並ぶ深い鎮守の杜の中を一直線に通っています。正面中央奥には平成18年に再建された社殿が建ち、参拝の間中檜の良い香りがしていました。入口の狛犬は昭和3年生まれですが、台座にも狛犬のレリーフが彫られた凝った造りです。気持ちが冴え冴えとする神社でした。
御祭神は木之花咲耶毘売命と思われますが、案内が無く、勧請年月・縁起・沿革等は全て不明です。
浅間神社は山梨県、静岡県に多く、本宮は富士宮の桜ヶ丘に鎮座する富士宮浅間神社で、富士山頂に建てられている神社を奥宮といいますが、御殿場市内には、この社のほかに、新橋の浅間神社・古沢の一幣司神社・二枚橋・西田中・駒門・大坂・神山・板妻・保土沢・永塚・北畑・川柳・印野・六日市場など十五社の同名社があります。
社号標 | 神社入口 |
昭和3年生まれの江戸流れ狛犬 阿は子狛を連れ、吽は玉を持っています。ふくよかな顔立ちで落ち着いた風格があります。子狛が親にじゃれついて、親の前足をかじりながら可愛い後ろ足を親の胸にふんばらせている姿が、自分の子供たちの在りし日の姿と重なり、思わず頬の筋肉を緩ませてしまいました。 又、台座にも狛犬のレリーフが彫られていますが、生き生きとした描写の逸品です。 狛犬の拡大写真はこちらで |
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(昭和3年(1928)9月吉日建立) |
境内の様子 | 御神木 |
拝殿 | |
拝殿内の様子 |
本殿 | 青面金剛像 |