六日市場浅間神社

御殿場市六日市場字屋敷10(平成19年11月11日)

 この神社は高根小と394号線を挟んで反対側に鎮座しています。道路からは殆ど神社の全景が見える小規模の社地ですが、静かで落ち着いた佇まいの神社です。この社の注連縄は〆の子が樽型に造られている珍しい物で、又、拝殿頭貫や虹梁上に中国狛犬が置かれており、こんな所に置くことにどういう意味があるのか、使い古しすりへった私の頭では理解できませんでした。

 御祭神:木之花咲耶毘売命
 由緒:明和2年(1765)9月21日建立の棟札がありますが、これは改築時の棟札と考えられています。創建は、不詳ですが役小角が富士山への登嶽 のおり、その請願を叶えられたことを喜んで創建したという伝承もあります。
 この神社の明治の記録によると、氏子は六日市場・中丸・山之尻・塚原・清後・山尾田・大堰と広範囲に及んでおり、社殿は西向きで、富士山に相対している例の少ない神社でもあるそうです。また社殿の下には、役小角が修行したと伝えられる大石があるといわれています。
(御殿場歴史ふれあいウォーク参照)

社号標
「冨士山 東本宮 
六日市場浅間神社」
神社入口
拝殿
拝殿に架かる注連縄
注連縄は綺麗な緑色に着色され、〆の子が樽型に造られています。珍しいですね。
拝殿頭貫上に置かれている中国狛犬二対
拝殿虹梁上に置かれている中国狛犬
本殿鞘堂 御神木の切り株
末社