八幡神社

袋井市梅山 (平成21年11月1日)

東経137度56分8.5秒、北緯34度41分10.8秒に鎮座。

この神社は、梅山といっても西隣の松原に近い境界近くに広い鎮守の杜を従えて鎮座しております。

八幡神社と春日神社の創立は、慶雲四年(707)と伝えられています。しかし、近年の研究によってこの神社は浅羽荘という摂関家に関係した荘園を守護するために、平安時代後期に創建されたと考えられています。
最初は摂関家の氏神である春日神が大和から迎えられ、南北朝期になって新たに源氏の氏神である八幡神が迎えられてからは両神が共存する大変珍しい形の神社となり、現在に至っています。
江戸時代に入り、将軍家康公より八幡神社に対して七十石の朱印地が与えられこれを春日神社と三十五石づつ分け合っていました。八幡神社は明治五年(1872)には近隣の神社に先駆けて郷社に列せられました。
八幡神社は特に浅羽三社八幡と言われ、浅羽郷の大氏神として梅山(梅田)・浅岡(八幡)・浅羽(馬場)の三社で一体的な祭礼を行ってきました。この中で稚児が行う流鏑馬は中心神事として近郊にまで知れ渡る存在でしたが、昭和十九年に休止となり、近年規模を縮小して復活しました。例大祭には山車(ねり)の引き回し、浦安の舞の奉納があります。
境内由緒書より。全文はこちら。

由緒書にあるように、参道を行くと、八幡神社が左。春日神社が右。と左右に同規模で並んでおります。しかし、神社名は八幡神社。確かに珍しい例かも知れません。

社号標。左手の杜が袋井市指定文化財、梅山八幡神社の森。

参道入り口

参道右手の伊都伎嶌神社

鳥居。この右手が伊都伎嶌神社。

参道左手の祇園神社

参道

さらに進んだ参道右手に鎮座の金山神社

八幡神社・春日神社

八幡神社拝殿

拝殿前の岡崎型狛犬

(平成15年(2003)10月吉日建立)

本殿

春日神社拝殿

本殿

住吉神社・若宮神社・住吉神社

流鏑馬の馬場。祭礼における一番の呼び物、稚児流鏑馬が行われる場所のようです。