除川(よけがわ)・興都彦命両神社

雲南市大東町小河内(平成17年11月26日)

 この神社は松江市街地から432号線、53号線と引き続き南下し、熊野大社を通り過ぎ、雲南市に入ると700m程で右側に鎮座しています。地図と鳥居には除川神社としか載っていませんが、社号標にはこう書いてあり社殿もきちんと二社ありますので、こちらの名前で載せました。
 除川神社は出雲国風土記に除川(よきかは)社として記載されている古社で、御祭神は大山祗命です。一方興都彦命神社は何も分からないのですが、興都彦命を「おきつひこのみこと」と読むと、普通は奥津日子命となり、この神様は、父神は大年神、母神は天知迦流美豆比売命(アメシルカルミヅヒメノミコト) で、竈(カマド)の神、火の神 となります。
 少し高地に境内が作られ、バックは深い森と竹藪、その森の入り口付近に、森の中に隠れるように神社がありました。社号標、鳥居、本殿などは未だ新しく、辺鄙な場所であるにもかかわらず手入れは行き届いていました。

神社入り口 社号標
参道脇には季節はずれの
ツツジが咲いていました。
境内入り口
拝殿 本殿
興都彦命神社 除川神社
建立年不明の出雲丹後狛犬