宇受賀命(うつかみこと)神社

隠岐郡海士町宇受賀747 (令和5年10月14日)

東経133度06分41.74秒、北緯36度06分46.98秒に鎮座。

この神社は、海士町役場の北東3km程の辺り、中ノ島の北端近く、宇受賀の街外れに鎮座しております。

御祭神 宇受賀命

由緒
県内に六社ある延喜式名神大社の一つ。創建は詳らかでないが、『続日本後紀』の仁明天皇承和9年(842年)「九月壬辰朔乙己、隠岐国智夫郡由良比女命神、海部郡宇受賀命神、隠地郡水若酢命神、並預菅社」とあるのが資料の初見とされる。 島内の伝説によれば、御祭神の宇受賀命は、隣島である西ノ島の大山神社の御祭神と、姫神との結婚をめぐって争い、これに勝利した。この姫神は、西ノ島・宇賀地区の比奈麻治比賣命神社の御祭神 比奈麻治比賣命とされている。ちなみに、海士の宇受賀地区と西ノ島の宇賀地区は、それぞれ島前湾内に入る北口水路の出入口に位置している。その昔は、隠岐がたびたび大陸からの海賊被害にあっていたこと、日本海側航路の拠点であったことから、国境の要所を護る神として、為政者からの崇敬を集めたと推測される。 なお、1月1日の歳旦祭の際、アゴ(飛魚)に似せた小石を本殿より、海岸方向に向かって投げる特殊神事「あご石神事」がある。由来は明らかでないが、一年の五穀豊穣、大漁祈願の意があると思われる。
島根県神社庁公式サイト より。

本殿の説明等はこちら。

参道入口

一の鳥居

二の鳥居

境内入口の狛犬。拡大写真はこちら。

(平成16年(2004)7月吉日建立)

拝殿

拝殿内部

本殿